●「仕組み」をつくることを意識する!
「何をやっていいか分からない」こんな店長さんは、きっとたくさんいるはずです。ただ、この時に上司の人が手取り足取りと何でもかんでも教えていては、いつまで経っても「自分で考えて行動する」ことはできません。「誰かに頼ればいい」。そんな感覚を持つスタッフが多い組織は、組織として成長が止まってしまいます。「自分で考えて何かに取り組めるような仕組み」を作ることが、組織の成長へと繋がりますので、「何もできない店長達ばかりだ」と人の”せい”にするのではなく、組織としての仕組み作りの構築をはかるように心がけましょう。
さて、どうやって「自分で動けるような仕組み」を作るかということですが、「何をやっていいか分からない」ということは、「何が問題かが分からない」ということでもあります。ですから、逆に言えば、「店舗の問題を見つけ出しやすい材料」を作ってあげることが、組織としての仕組み作りといえます。
例えば、「売上管理」と「サービスの数値化する」ことを仕組みとして構築することをひとつでしょう。(具体的な手法としては後述します)
このような仕組みを作れば、最初からすぐに出来なくとも、徐々に何が問題かがみえるようになり、自分で行動できるようになります。ですからスタッフが成長しやすいような仕組みを作ることが大事なのです。
組織が大きくなるためには、人の成長は欠かせません。ただ、その成長を人任せにしていたのでは、いつまで経っても組織としても成長しません。ですから、組織として成長させるような仕組みをつくることを店舗指導者としては必要な視点です。
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